お米由来のバイオマスプラスチック ライスレジン

お米由来のバイオマスプラスチック ライスレジン

押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からご依頼に対応しています。今回はバイオマス材料 ライスレジンを使用した試作品を紹介します。

【ライスレジンとは】
ライスレジンとは資源米を使用したバイオマスプラスチックです。ライスレジンには食用に使用できない古米、飼料でも処理できない、廃棄されてしまうお米、食品製作の加工の際に削られて出る米粉を使用しています。
押出成形、射出成形等幅広い成形方法に対応できる加工性の高さも兼ね備えています。

【ライスレジンのメリット】
① 二酸化炭素の削減
地球上にある植物を原料としているので、地上の二酸化炭素の増減を与えないカーボンニュートラルも性質をもちます。
国産の非食米を原材料としているため、海外の原料と比べて輸送にかかる二酸化炭素を削減することができます。
石油系プラスチックに比べバイオマスプラスチックであるライスレジンは製造、焼却時に発生する二酸化炭素を少なく、地球温暖化防止につなげることができます。
※カーボンニュートラル→二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量を可能な限り削減し、削減しきれなかった分の二酸化炭素を吸収することにより差し引きトータルでゼロにすること

② 安定して材料供給ができる
原材料は国産の非食米であるため、安定して材料供給ができます。また、ライスレジンは石油系プラスチックに比べ石油を使用している量が少ないため、石油の価格変動の影響が少ないです。

このようなお困りごとはございませんか。
・石油系プラスチックの使用量を削減したい
・消費者にもわかりやすい環境に配慮した製品を製作したい
・自社開発材料の試作ができる会社を探している

押出成形ラボはお客様のデザインを形にします。
長年培った樹脂設計の知見をもとに図面がない場合でも当社スタッフとやり取りをして製品形状を検討する対応も可能です。
製作に関しては押出成形、射出成型の単発の試作対応から製品量産まで対応可能です。樹脂化設計、金型製作から製品量産まで樹脂製品製作のすべての工程を自社で行うことができます。80台を超える押出成形機を保有しており、単品・小ロットから成形可能なフレキシブルラインを構築しているため、お客様の様々なご要望に対応可能な体制を整えております。

その他・情報：三協化成の加飾技術と品質確保

■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色からメタリック調、木目調など幅広い色調の製品を形成できます。

■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。

■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。

その他・情報：三協化成では デザインを形にします

■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。