押出成形ラボ 試作品紹介 X線造影等(ダミー)ライン入りチューブ
概要
押出成形ラボ 試作品紹介 X線造影等(ダミー)ライン入りチューブ
押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からの依頼に対応しています。その中には弊社で取り扱ったことのない材料や技術の問い合わせもあり、弊社スタッフの技術向上の為、積極的にチャレンジしています。今回は弊社スタッフが製作した試作品を紹介していきます。
【試作品について】
押出成形ラボは医療製品の試作、製作を行いたいと考えており、今回はX線造影剤等(ダミー)ライン入りチューブを製作しました。
今回の試作品は材料を透明なポリブタジエンと白い顔料を混ぜたポリブタジエンを使用した軟質2色押出成形品です。
(白い部分はX線造影剤を使用していません)
試作品は透明なチューブに円形のラインを4本入れる構造です。
4本の白いラインを入れた理由はX線造影ラインチューブと似た構造のチューブを製造したいと考えたからです。
チューブにX線造影ラインを入れる理由はチューブを体内に入れた際にラインをX線で反射させ、チューブの位置が確認できるようにするためです。
実際にX造影剤を入れたチューブは製造した経験はありませんが、識別化の着色ライン入りや様々なライン入りチューブは対応可能です。
チューブのラインは円形以外の形状も成形可能です。
素材に関しては軟質PVC、熱可塑性エラストマーなど軟質素材から硬質素材まで幅広く対応しています。
ライン入りチューブの試作、製作依頼がございましたらお気軽にお問い合わせください。
【試作品情報】
・外径:φ5.0mm
・内径:φ2.0mm
・肉厚:1.5mm
材質 透明:ポリブタジエン
白色:ポリブタジエン+顔料2.1%配合(白)
弊社では今後も異種材料を使用した試作を行っていきます。お客様からの問い合わせが多い軟・硬質樹脂押出成形品を中心に試作を行う予定です。
今後は硬質材料を使用した3層パイプの試作品を製作予定です。
弊社で製作した試作品が完成しましたら、お役立ちコラム、メルマガ、押出成形ラボにて紹介したいと考えています。
その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保
■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色からメタリック調、木目調など幅広い色調の製品を形成できます。
■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。
■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。
その他・情報:三協化成では デザインを形にします
■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。