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押出成形ラボ 試作品紹介 ポリブタジエン 2種3層パイプ

概要

押出成形ラボ 試作品紹介 ポリブタジエン 2種3層パイプ

押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からご依頼に対応しています。その中には弊社で取り扱ったことのない材料や技術の問い合わせもあり、弊社スタッフの技術向上の為、積極的にチャレンジしています。
今回は弊社スタッフが製作した試作品を紹介していきます。

2種3層パイプとは2種類の材料を使用し、3つの層があるパイプです。上層、中間層、下層の3つの層で構成されています。
上層と下層を同じ材料を使用しており、中間層では違う材料で成形をしています。
今回製作した2種3層パイプはポリブタジエンで製作しており、上、下層と中間層で違う硬度の材料を使用しています。外径Φ5mm、内径Φ3mmとなります。上層の色調は青色、材質はRB820です。中間層の色調は透明、材質はRB810です。下層の色調は赤色、材質はRB820です。

【試作品情報】
・外径:Φ5mm
・内径:Φ2mm
・上層:RB820 青色
・中間層:RB810 透明
・下層:RB820 赤色
※上層と下層は同じ材料を使用しています。

【試作品について】
今回は2種類の材料で3層パイプを成形しましたが、3種類の材料でも成形可能です。
ポリブタジエン素材は軟質PVCに比べ機械的強度が低く、柔軟性を重視すると強度不足や表面のベタツキ等欠点もあります。そこで、それらを補うため、硬さの異なるポリブタジエンのグレードを組み合わせて2種3層で複層化したチューブを考案・試作いたしました。
外層と内層に硬いグレードを使用して中間層にはより柔らかいグレードを使用することで、全体の柔軟性を確保しつつ、表面強度や耐圧性を高めることが可能となり、さらには表面のベタツキも低減され、使用できる範囲が広がることが期待されます。
当社では今後も異種材料を使用した試作を行っていきます。今後は硬質材料を使用した3層パイプの試作品を製作予定です。
試作品が完成しましたら、お役立ちコラム、メルマガ、押出成形ラボにて紹介したいと考えています。

その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保

■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色からメタリック調、木目調など幅広い色調の製品を形成できます。

■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。

■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。

その他・情報:三協化成では デザインを形にします

■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。

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