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押出成形ラボ 試作品紹介⑤ アクリルLEDカバー

概要

押出成形ラボ 試作品紹介⑤ アクリルLEDカバー

 

押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からのご依頼に対応しています。
その中には弊社で取り扱ったことのない材料や技術の問い合わせもあり、弊社スタッフの技術向上のため、積極的にチャレンジしています。
今回は弊社スタッフが製作した試作品を紹介していきます。

弊社ではアクリル材料を使用してLEDライトカバーを製作しました。
製作した試作品を紹介する前に試作品に使用したアクリル材料について説明します。

【アクリルの特徴】
①透明度が高い
アクリルの代表的な特徴は透明度の高さがあげられます。アクリルはガラスより高い透明性、光の透過率をもっています。
ガラスの代替品として、照明器具やメガネのレンズ等にも広く使用されています。

②加工が容易である。
射出成形、押出成形、真空成形、圧縮成型など加工性に優れている為、様々な製法で成形が可能です。
また、研磨、切断、切削、穴あけなど幅広い方法で加工可能です。
幅広い成形、加工方法に対応している為、日用品から特殊品の水族館に使用されている巨大水槽まで様々な用途に使用されています。

③耐衝撃性が強い
アクリルはガラスの10倍以上の耐衝撃性があります。アクリル樹脂の表面の剛性はアルミニウムと同等の硬さがあるとも言われています。
アクリルは割れた時もガラスのように飛散したりしないため、建材、車輛用途等に使用されています。

 

 

次に弊社で試作した製品について紹介します。押出成形ラボでは異種材料での試作品製作に挑戦しています。
今回は複数のお客様からご依頼のがあったアクリルLEDカバーを製作しました。下の図は今回製作したアクリルLEDライトの断面図です。

寸法公差に関して、ホローは金型の寸法を調整するサイジング金型を使用することで寸法を調整しています。
ホローのリブ(爪)はサイジング金型で寸法を調整することができません。
そのため、金型製作時に寸法を安定して出す工夫を施すことで寸法を調整しています。
サイジング金型で寸法調整ができないため、リブの寸法公差はホローよりも大きめに寸法公差を設定しています。
(細かい寸法公差などは製品製作の際に別途打ち合わせが必要となります)

【試作品情報】
W×H=15×7
定尺:250mm
色:透明

今後は本試作品以外にも異種材料を使用した試作を行っていきます。製品実績、お役立ちコラム、メルマガなどで紹介していきます。

その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保

■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色からメタリック調、木目調など幅広い色調の製品を形成できます。

■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。

■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。

その他・情報:三協化成では デザインを形にします

■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。

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