押出成形ラボ 試作品紹介③ 木粉入りASAサンディングキャップ
概要
押出成形ラボ 試作品紹介 木粉入りASAサンディングキャップ
押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からご依頼をいただいています。その中には弊社で取り扱ったことのない材料や技術の問い合わせがあり、弊社スタッフの技術向上の為、成形したことのない材料や技術を使用して試作を行いました。
今回は弊社スタッフが製作した試作品を紹介していきます。
今回、木粉入りASAを使用した製品をサンディング加工したキャップを製作しました。
お客様より弊社の既存品に合う木粉入りASAのサンディング加工をしたキャップを製作してほしいとの依頼が来たので本試作を行いました。
弊社では硬質押出製品の木粉入りASAサンディング加工製品を製作していましたが、今回初めて木粉入りASAサンディング加工の射出製品を試作しました。
サンディング加工とはやすりをかけて滑らかにする加工方法です。プラスチックなどの表面にやすりがけを行うことで表面を滑らかにしたり、ざらざらにして塗料などをのりやすくしたりすることができます。
今回行ったサンディング加工は上記の目的ではなくベニヤ板のような木質感を向上させるためのものとなります。
【サンディング前】
【サンディング後】
上の画像は製作した試作品のサンディング加工前と後の画像です。
サンディング加工前は一般的な射出成形品と比べ、少しざらつきを感じます。
また、表面がテカっていて少し波線模様が見え、少しヒケが目立ち、木質感は低いものとなります。
サンディング加工後は表面にやすりをかけている為、木質に近い感触、外観を表現しています。実際の感触はベニヤ板のざらざらした感触に近いです。
サンディング加工前にあった波線模様やヒケはほとんど目立ちません。
本試作品は弊社に射出部品のサンディング加工の機械がないため、手作業でのサンディング加工で製作しました。
手作業のサンディング加工のため、弊社では量産対応は難しいですが、少量の試作品対応であれば対応可能です。
【試作品情報】
製品サイズ:L×W×H=160×100×10
使用材料:木粉入りASA
加工方法:サンディング加工
押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では様々な分野のプラスチック成形品に挑戦していきたいと考えております。
プラスチック成形の製作、試作等の案件がございましたら、押出成形ラボよりぜひお気軽にお問い合わせください。
押出成形ラボ問い合わせフォーム:https://oshidashiseikei-lab.com/contact/
その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保
■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色からメタリック調、木目調など幅広い色調の製品を形成できます。
■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。
■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。
その他・情報:三協化成では デザインを形にします
■ 「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。