軟質押出成形の金型製作体制
概要
押出成形ラボ 軟質押出金型の製作体制
押出成形ラボでは各種樹脂押出成形、樹脂射出成型の試作・量産依頼を承っております。
今回はよく聞くお困りごとをもとに弊社の軟質押出金型製作体制の一部についてご紹介いたします。
困りごと:軟質押出成形品の試作品サンプル納期が短納期で困っている。
対策案:軟質押出金型の製作は硬質押出金型と同様樹脂流動調整が必要となります。
そのため、押出試作を行い、何度もトライ&エラーを重ねて金型調整をし、製品を完成させます。
金型調整時間を短縮するには複雑な樹脂流動調整を可能とする金型構造の構築と金型修正技法が必要となります。
これを実現することでサンプル提出納期も短縮することができます。
〈一般的な企業の金型製作対応〉
一般的な企業の金型製作について外部の金型製作会社へ金型の製作手配をします。
金型入荷後、樹脂流動調整を確認するために押出試作を行います。
自社で金型修正ができない場合は外部の金型製作会社に都度金型修正依頼をする為、金型修正までに時間がかかります。
また、樹脂が流れにくい細いヒレのある形状の場合、金型背面をヤスリで切削し流れる樹脂量を増加させながら寸法調整します。
この方法では寸法調整しきれない場合もあり、金型の再製作が必要になる可能性があります。
〈押出成形ラボ【三協化成】の軟質金型製作対応〉
軟質押出金型の設計・製作に関して、弊社は自社で行っているため短納期対応が可能となります。
軟質押出金型は設計・製作が最短で1日、成形品サンプルを最短で2日で製作した実績がございます。
弊社の軟質押出金型製作は試作結果を元に都度金型を再製作しています。(追加金型費は基本的に不要)
金型製作のプログラムデータを保有しているため、金型更新等での再製作金型の再現性についても問題ございません。
今回は弊社の軟質押出成形の金型製作に関してまとめました。今後も弊社の押出成形に関して情報発信を行っていく予定です。
硬質・軟質押出成形品、射出成型品のご案件等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保
■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色から木目調など幅広い色調の製品を形成できます。
■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。
■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。
その他・情報:三協化成では デザインを形にします
■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。