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押出成形ラボ 試作品紹介 TPE バイオマスプラスチック ビート材

概要

押出成形ラボ 試作品紹介 バイオマスプラスチックTPE ビート材

押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からの依頼に対応しています。その中には弊社で取り扱ったことのない材料や技術の問い合わせもあり、弊社スタッフの技術向上の為、積極的にチャレンジしています。
今回は弊社スタッフが製作した試作品を紹介していきます。

【材料の特徴】
① 植物由来の原料を使用している
今回の試作に使用したバイオマス材料は植物由来の原材料を使用したTPE製のバイオマスプラスチック材料となります。植物由来の原材料を使用することにより、石油資源の節約と二酸化炭素排出量低減に貢献をしています。

② TPEの持つリサイクル性も維持
TPEはリサイクル性が優れている材料で成形加工品の歩留まり品を粉砕し、再度成形、リサイクルが可能な材料となります。今回試作したバイオマス材料にも先で述べた性能を維持しており、廃棄物削減することができます。

試作品の触感はTPE特有のグリップ性があり、通常のTPEと同等のグリップ性もあるように感じます。寸法に関して、現行品より成形速度を落として製作しましたが、現行品の公差内で試作品を製作できました。成形時には特に大きな不具合等が起きずに成形することができました。製品硬度は70度と柔らかく、通常の硬度70度樹脂製品と同様にボビンに巻くこともできました。今回はナチュラル色のため、耐候性を含めた物性試験は行っておりませんが、TPEの代替材料として使用可能ではないかと考えます。
※ボビン:段ボール製の筒

【試作品情報】
W×H=13×10(mm)
材質:バイオマスTPE(バイオマス度12%)
色調:ナチュラル
硬度:70度

弊社では今後も異種材料を使用した試作を行っていきます。お客様からの問い合わせが多い軟・硬質樹脂押出成形品を中心に試作を行う予定です。
弊社で製作した試作品が完成しましたら、お役立ちコラム、メルマガ、押出成形ラボにて紹介したいと考えています。

その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保

■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色から木目調など幅広い色調の製品を形成できます。

■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。

■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。

その他・情報:三協化成では デザインを形にします

■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。

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