押出成形ラボ

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試作品紹介 硬軟2色成形(軟質部発泡)

概要

押出成形ラボ 試作品紹介硬軟2色成形(軟質部発泡)

押出成形ラボを運営する三協化成株式会社では日々お客様からの依頼に対応しています。その中には弊社で取り扱ったことのない材料や技術の問い合わせもあり、弊社スタッフの技術向上の為、積極的にチャレンジしています。今回は弊社スタッフが製作した試作品を紹介していきます。

【試作品について】
今回の試作品は外側の層(白色)に硬質PVC材料、内側の層(黒色)に軟質発泡PVC材料を使用した硬軟2色発泡角パイプとなります。
押出成形ラボを運営している三協化成株式会社は主にプラスチックの硬質、軟質、射出の建材用途の部材を製作しています。
断熱性が良い樹脂形材を製作できないかと考え、本試作品を製作しました。
弊社では今まで断熱性が良い樹脂形材を製作する時は樹脂形材に多数のホロー(中空)のある構造の製品を製作していました。
(弊社ではこの形状をマルチホローと呼んでいます)
マルチホロー以外に何か断熱性が良い樹脂形材を製作できないか模索したところ、今回の外側の層を硬質材料、内側の層を発泡材料の製品がよいと考え試作を行いました。
今回の試作は軟質PVC 3倍発泡の材料を使用しました。発泡倍率を高くなるほど断熱性も良くなるので、今後、発泡倍率3倍以上の材料でも試作を行っていきたいと考えています。
本試作品は建材用途を想定した試作ですが、建材分野以外でも使用できると考えています。何かアイディアがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【試作品情報】
・硬質部:L×W=25×20 肉厚:2mm
・軟質部:L×W=21×16
材質 硬質部:硬質PVC(白色)
軟質部:発泡軟質PVC 発泡倍率3倍(黒色)

弊社では今後も異種材料を使用した試作を行っていきます。お客様からの問い合わせが多い軟・硬質樹脂押出成形品を中心に試作を行う予定です。
今後は硬質材料と軟質発泡材料を使用した2種3層パイプの試作品を製作予定です。
弊社で製作した試作品が完成しましたら、お役立ちコラム、メルマガ、押出成形ラボにて紹介したいと考えています。

その他・情報:三協化成の加飾技術と品質確保

■様々な種類の材料を使用することで硬質三色成形の単色から木目調など幅広い色調の製品を形成できます。

■ラミネート貼り付けによる外観加飾が可能です。

■センサーカメラとモニターを使用したインラインでの品質確保が可能です。

その他・情報:三協化成では デザインを形にします

■「樹脂化設計」に我々の知見でお応えします。「樹脂化設計・金型設計」のみ、から「量産」までの全てのステージでお応えします。

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